幼稚園は子どもがはじめて出会う学校です。
本園では、平成20年度から教育方針、現状や今後の取り組むべき課題を「自己点検評価票」としてまとめ、公表することにより、本園の特色ある取り組みをご理解いただくとともに、この自己点検・評価を基に園を挙げて改善、改革に取り組み、より良い教育活動を行うように努めていきたいと考えております。
教育理念・方針 |
基本的な生活習慣の育成を通して、人格陶冶をはかり、地域社会に貢献できる人材を養成する。 |
教育目標 |
幼児にふさわしい環境の中で健康で心豊かな子どもを育てる。 |
保育の特色 |
幼稚園での生活を通しての学び、健康な体づくり。 ・ 自然の中での体験を通して豊かな感性を育てる。 ・ 異年齢とのかかわりを通して信頼関係を育む。 ・ 身近な地域の人々との交流を通して遊びの体験を深める。 |
【自然とのふれあい】 【地域との交流】 【未就園児との交流】 【お年寄りとの交流】 【幼・保育園との交流】 |
−幼稚園の生活−
@自然の中への園外保育、社会見学などを通して豊かな感性を育てる A異年齢や様々な人との交流を交わして温かい心を育てる B食を通して豊かな人間性と生きる力を育てる |
【保護者との連携】 【教育機関との連携】 【特別支援専門機関との連携】 【小学校との交流、連携】 【中学校、高校、専門学校との交流】 |
学年別の年間目標 |
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2歳児クラス |
・安心して園生活を送る。 ・教師や友だちとの関わりができるようになり、好きな遊びを楽しむ。 |
年少組(3歳) |
・園生活を通して、基本的生活習慣を身に付け、自分で行えるようになる。 ・教師や友だちと一緒に自分のしたい遊びを楽しむ中で、友だちの存在に気付いていく。 |
年中組(4歳) |
・相手の立場に立って考えたり、友だちの気持ちを大切にしたりしながら遊ぶ。 ・友だちとの触れ合いを楽しみながら、様々な活動に興味を持ち、意欲的に遊んだり取り組んだりする。 |
年長組(5歳) |
・友だちと一緒に経験した事を活かして、協力したり工夫したりして、意欲的に遊びをすすめて行く。 ・様々な人との関わりの中で、自分の思いや考えを伝えたり相手の思いに気付いたりし、思いやりの気持ちを持つ。 |
学年別重点目標の達成評価 |
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【A:達成されている B:ほぼ達成されている C:あまり達成されていない D:達成されていない】 |
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評価項目 |
結果 |
理由 |
(2歳) ひよこ |
園生活に慣れる |
B |
ほとんどの子どもたちが園生活に慣れ、生活リズムが身についてきているが、まだ時々登園時、親から離れるときに涙が出る子もいる。また、自分の思うようにいかなかったり自分のやりたいことでないことをするときに、その場から逃げ出そうとしたり、泣いて嫌がったりする子もいる。 |
友だちや教師と一緒に遊ぶ |
B |
友だちや教師と一緒に遊ぶことは好きであるが、思いどおりにいかないと手が出たり、おもちゃをひとり占めしたがったりしてトラブルになることがある。また、「一緒に遊ぼう!」などの遊びのルールのやり取りが少しずつ見られ始めてきた。 |
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(3歳) 年少 |
基本的生活習慣を身に付ける |
B |
次の活動をわかりやすく伝えることで、自分が何をするのかを考えて取り組めるようになり、自分でしようとする意欲につながっている。進んで行う姿が多く見られる様になった反面、中にはできるのに時間がかかったり、個別に再度声掛けをする必要がある子もいる。 |
友だちと関わりながら遊ぶ |
B |
ほとんどの子が友だちの名前を覚え、誘い合って遊べるようになってきているが、大人が近くにいなければ安心して遊べない子もいる。また、おもちゃの取り合いなどでトラブルになることもあるが、教師が仲立ちすることで解決し、すぐに仲良く遊ぶ姿が多く見られる様になっている。 |
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(4歳) 年中 |
様々な活動を通して自分の思いを素直に表現する |
B |
年長組が様々な行事の時に挨拶をしたり自分の思いを言っている姿を見て、自分たちもやってみたいという思いが芽生えてきている。友だち同士やみんなで言う時には言えても、改まった場になると言えない時もあるが、当番活動や交流の時に全員で挨拶することを経験し、少しずつ自分の思いを言えるようになってきた。 |
いろいろな事をやってみようという気持ちを持つ |
B |
いろいろな行事に向けてや日々の活動の中で何かに挑戦しようとするとき、できないからやらないのではなく、きっかけを作っていくことでやろうとする気持ちになるようになった。また、練習をしてできるようになっていくことで自信につながり、また次もがんばろうとする姿が見られる。 |
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(5歳) 年長 |
友だちと力を出しあって活動を発展させる |
B |
日々の生活では個人差が大きく、自分のことで精一杯な子が多いため、友だちと意見や思いを出し合って遊びを進めて行ける子もいれば、一人遊びが多くて友だちとかかわることが苦手だったり、子ども同士ではなく大人とのかかわりを求めてくる子も少なくない。ただ行事に向けての活動では、友だちと力を合わせたり一つの目標を達成する心地良さを味わえることができている。発展させやすい活動とそうでない活動があり、発展させて行けたかどうかは疑問なところもある。 |
自信を持って自分の思いを自分の言葉で伝える |
B |
言いたい伝えたいという気持ちはあって「やりたい」と手を挙げるが、いざみんなの前で発表するとなるとどう伝えていいのか言葉が見つからなかったり、失敗を恐れて小さな声になってしまう姿が大半である。中には大人顔負けの言葉で思いを表現する子もいれば、そういう機会を苦手としてやろうとしない子もいる。改まらない所では張りきって自分の思いを伝えることができている。 |
学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果 |
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結果 |
理由 |
B |
園の重点目標「あいさつから始まる、共に育ち合う仲間つくり」をもとに、各学年の重点目標もほぼ達成され、基本的な生活習慣を身につけて友だちや様々な人との交流を楽しみながら温かい関わりを深めていけた様に思う。しかし、園児一人ひとりの課題もある為、丁寧に見直しをし、新たな目標を立てて更なる成長へと繋げていく必要がある。 |
今後取り組むべき課題 |
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課題 |
具体的な取組方法 |
あいさつから始まる仲間つくりを深める |
日常の様々な挨拶が自然にできる様になり、思いやりのある心で仲間づくりを深めていく。 |
行事の見直し |
年間を通して行事の見直しをし、行事後の反省を生かして、子どもたちの成長に繋げていける様に検討していく。 |
職員間の共通理解 |
子どもたちに対する共通理解を深め、連携がもてる様に、今まで以上に細やかな意見交換の話し合いの場を持つ。 |
安全教育を深める |
救急法の講師による園内研修会を持つ。 |
教師のスキルアップ |
様々な人との関わりを通した心の育ちを大切にし、「遊びきるこども」をめざした園内研修を深める。 (H28年度鳥取県私立幼稚園・認定こども園大会での研究発表予定)。 |
平成27年度に実施した主な改善内容 東みずほ幼稚園自己点検評価票
平成27年度学校自己点検・評価アンケート結果について 平成27年度学校自己点検・評価アンケート結果集計表