学校法人翔英学園 東みずほ幼稚園 平成28年度学校自己点検・評価

平成28年度学校自己点検・評価アンケート結果について


平成293

学校法人翔英学園 東みずほ幼稚園

今年度で9回目の東みずほ幼稚園の学校自己点検・評価アンケートとなりました。ご回答をいただきましてありがとうございました。

皆様からの御意見や教職員の自己評価結果をもとに、「成果」や「今後の取り組むべき課題」をまとめてみましたので、ご報告させていただきます。

これからも、学校評価を実施することで幼稚園教育の改善につなげ、幼稚園、保護者、地域の連携を深めて、温かい思いやりのある関わりを大切にした教育を深めていきたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願い致します。

 

【 成 果 】

・ 平成20年度より9年間、すべての項目で80%以上の皆様からA(達成されている)、B(おおよそ達成されている)の評価をいただいています。

今年度も、4月のPTA総会時に、教育目標、園全体の重点目標、学年別の年間目標、年齢別の重点目標と、より具体的に保護者の皆様に園の教育について伝えられた事により、一年間の連携がとりやすくなりました。

今回の学校評価保護者アンケートの記述欄にたくさんのご意見・ご感想をいただき、東みずほ幼稚園の教育で大切にしている内容や思いが保護者の皆様に伝わっている事がわかり嬉しく思いました。

年度末を迎え、各学年別の一年間の成果や今後の課題を伝えられた事は、目標がどの様に子どもたちの成長につながったのかをお知らせできてよかったと思います。

・ 「幼稚園計画訪問」「幼保一体化に向けた幼児教育・保育相互理解研修での保育園の先生の受け入れ」などにより県教育委員会、外部の保育園の先生方より、東みずほ幼稚園の教育の特徴としての体験的活動(園外保育、社会見学、小動物の飼育、野菜や花の栽培など)や異年齢活動、様々な人との地域交流、祖父母交流などの継続的な取り組み、手作りのものを多く取り入れる温かい教育は子どもたちの心や体の成長に大きく役立っているとの評価をいただきました。

・ 園全体の重点目標「あいさつから始まる、共に育ち合う仲間づくり」もだいぶ定着してきましたが、夏の鳥取県私立幼稚園・認定こども園教育保育研修大会で東みずほ幼稚園の子どもたちの2年間の育ちの研究発表をし、そこから見えてきた、まだ自分からすすんで挨拶のできない子への見守りや教師の連携などを平成29年度の課題とし、更に子どもたちが自分の思いを伝え合い、共に育ち合う仲間づくりができる様に繋げていきたいと思います。

今後も、保護者の皆様と一緒に私たち大人が、子どもたちの見本となる様な挨拶を続けて行けたらと考えます。

・ 今年度は、中部地震・大雪などの災害があり、保護者の皆様には子どもたちの安全を守るために、たくさんのご協力をいただきました。特に中部地震の際には、昨年より「緊急時園児引き渡し訓練」の実施を行っていましたので、その効果があり、ほとんどの方が迅速に対応していただけたと思います。

その他、米子警察署、NE]CO西日本による2回の「交通安全教室」や消防署からも参加していただき、火災時・地震時・不審者侵入時など、年間4回の「避難訓練」を実施しました。ご協力、有難うございました。

・ 食育に関しては、昨年より少し「食事のマナーや食事への関心が身に付いてきた」という項目の数値が上がった結果を知り、大変嬉しく思いました。今後も、園での取り組みの野菜の栽培や、クッキング、伝統行事(お月見だんご、もちつき)などを通じて食べる事への興味・関心が深まり、楽しさを感じてくれる様、園と家庭の両方で連携をとりながら進めて行きたいと改めて感じています。

・ 今年度から開始した、長期休業中の給食提供やメール配信による情報提供や連絡、インターネット上で写真を見て注文できるようになった事、ホームページのブログなどは好評な様です。これからも継続させてもらいます。

・ 毎朝の絵本の部屋で絵本の読み聞かせを続けています。各クラスでも絵本・紙芝居などをたくさん読んだり、毎月届く「年間配布絵本」や月刊誌を楽しみにしており、絵本好きの子どもが増えています。最近は絵本離れの傾向もありますので、心豊かに育つ様お家の方でも温かい親子の触れ合いの時間として、いろいろなジャンルの絵本をたくさん読んであげてください。

・ 学校評価の第三者評価については、私立幼稚園・認定こども園協会で、コーディネーター育成研修会を実施し、保育等を見て頂く専門員の育成中の為、まだ実施していませんが、東みずほ幼稚園では地域の皆様(永江公民館長、永江老人会永寿会会長)、教育関係の皆様(尚徳中学校校長、尚徳・五千石・成実小学校校長、保育園園長、英語教室教師、体操教室コーチ、米子北高サッカー部監督)、園医2名に評価をしていただき、中でも、日頃東みずほ幼稚園に足を運んでいただく事の少ない、中学校の校長先生、小学校の校長先生、保育園の園長先生などに教育関係者としての第三者的な評価をしていただいています。

・ 「外部アンケート」は、記述式のみとさせていただきました。「保護者アンケート」は5段階評価の他、「良い点」「改善すべき点」の記入欄を設けることにより、より具体的な意見をたくさんもらうことができました。今後の取り組みの参考とさせていただきます。本当に有難うございました。

 


≪保護者アンケートの結果≫

【良い点】

・ 入園後からの息子の成長には驚くばかりです。あいさつはもちろん、基本的生活習慣、命の大切さ、優しい心など、この一年でしっかりと身に付いてきた。園生活で身に付いたのだと感謝している。

・ 中部地震の際には、迅速な対応とメール、電話連絡をもらい、子どもたちを安全に避難させてもらい、素晴らしいと思った。

・ 様々な自然体験や地域の方々、北高生との触れ合い、異年齢と交流や畑活動など色々な刺激を受けて成長している。園教育のおかげだと思っている。

・ 長期休業中に給食を実施してもらいありがたいです。

・ 急なバス停の変更に対応してもらい感謝している。

・ 園長先生、担任の先生が親切で温かく、先生方のチームワークが良い。一人ひとりに合った指導、援助に感謝している。

・ 親も行事を通して学ぶところや気付かされるところが多くあり、勉強になる。

・ クッキングを楽しんでいる。

・ お昼寝トントン当番(ひよこ組のお昼寝を年中組が手伝う活動)で上手に寝かしつけができたと誇らしげに話してくれた。とても良い取り組みだと思う。

・ 祖父母交流を子どもも祖父母も楽しみにしている。

・ 手作り作品がとてもかわいく、いつも楽しみにしている。

・ 子どもを丁寧に指導していただき感謝している。特に今年は「がんばればできる!」という精神が身に付いたと思う。

・ 東みずほに入れて、子どもの成長を感じ、私自身の子育てのストレスが激減した。

・ 自由遊びの中で、遊具、教材が充実していて集団の中でしか培えないルール、マナー、気持ちの成長が感じられる。

・ 東みずほに入園させて良かったなあと思えるので、そこが良い点です。

・ 作品展など、子どもが参加して遊べる工夫がしてありとても良い。

・ 年長組の活動が、夏のお泊り保育の座禅から作品展〜発表会へと関連付けられていて良かった。

・ 今年度の発表会は、分りやすい劇と学年相応の発表をされ、今までの中で一番良かったです。特に年長組さんとバイオリンの合奏には感動しました。素敵な発表会をありがとうございました。

 

【改善すべき点、今後の取り組むべき課題】

夏のプールで日よけ対策をして欲しい。

平成29年度予算で対応する予定にしています。

幼稚園からもらって帰る写真がピンボケが多い。

新しいデジカメを購入しました。

せっかく保育料の無償化となったのに保育料の引き落とし(全納してからの返金)をやめて欲しい。

市町村や県からの補助金になりますので、行政の方へ希望事項として強く伝えます。

一斉メールが突然来なくなる人があるようなので、受信の確認をしてもらいたい。

メーカーの機能アップサービスを受けられると起こることがある様です。検討します。

放課後トータルスポーツ体操(月曜日)の迎え時間の駐車場が混む。

園庭を駐車場に開放していますので、ご利用ください。

自主登園のあり方がよく分からない。

基本的には第1、3、5土曜日に実施し、登園されても休まれても良い日としていますが、大雪や台風などの日は、状況により安全面を考慮してバス運行をやめ、送迎による登園を希望される人で実施しています。自主登園日の午後の習い事(トータル、英語教室)については、各先生方より連絡していただくようになっています。

日曜、祝祭日でも連絡が取れると安心します。

幼稚園を開けている時の連絡でお願いしたいですが検討します。

クッキングを楽しみにしているので増やして欲しい。

アレルギー児が増えたり、衛生法が厳しくなりましたが、東みずほ幼稚園の教育の特色として大切にして行きたいと考えています。

手拭タオルを毎日持ち帰らせて欲しい。

現在は水、金曜日の週二回ですが、前向きに検討します。

運動会が雨なら体育館でしてはどうですか。

演技内容(マーチングなど)によっては、急に場所が変わると子どもたちが練習の成果を発揮できなくなることなどを考慮し、できるだけ園庭で実施したいと考えています。

雪が積もった時など、もっと外遊びをさせて欲しい。

外遊びは子どもたちにとってとても大切です。流行性感染症との兼ね合いを見ながら、東みずほ幼稚園らしく外遊びを楽しめるよう話し合います。

大雪の日、運転手の山本先生、石川先生の雪かきが大変そうで、保護者に声をかけてくだされば、できる人が協力できたのではないかと思います。除雪機を購入されませんか。

ありがとうございます。

今回の大雪時の登園時間(9:00〜)をもっと早くから登園させて欲しい等のご意見もいただきましたが、東みずほ幼稚園は積雪量が多く、職員の車を駐車場に入れる作業から始めましたので職員も早朝より出勤をして対応をしていた事をご理解ください。除雪機については検討します。

その他にもたくさんのご意見をいただきました。

前向きに検討したいと思います。

 


≪外部評価アンケートの結果≫

【良い点】

・ 中学生の職場体験学習では、教職員の方々には生徒の個性や発達段階に応じて、温かく愛情を持って接していただいた。その姿を見て一人ひとりの幼児を大切にし、愛情と誠意を持って日頃から取り組んでおられる姿勢がひしひしと感じられた。心から感謝の気持ちでいっぱいになった。

   地域や家庭とも繋がりを深めながら、温かい交流の中で幼児たちが体験を通して育っている様子がうかがわれる。

   「たより」を通して、詳細で丁寧な情報提供が行われ、家庭との連携を深めるとともに、幼児たちが園で円滑な生活が送れるよう努めている。

   誕生会、運動会などの行事では、幼児たちは元気で笑顔にあふれ、先生方一人ひとりの工夫と心遣いを感じた。

   運動会での様子を見ると、子ども、職員、保護者の一体感が感じられます。

   重点目標をほぼ達成という評価であり、「あいさつ、仲間づくり」に園として一貫して取り組まれてきたことが良く分かります。

   第一印象、先生が元気で子どもも元気。様々な分野にわたっての活動や行事、本当にたくさんのことをなさっていると思います。運動会と交流学習でしか子どもたちの様子を見ることができませんが、あいさつがきちんとでき、話が聞ける子どもたちだと感じています。小学校にも元気な子どもたちの声が届いています。先生方の精力的な取り組みにいつも感心しています。

・ 健康で心豊かな子どもの育成を目指し、教職員、保護者、地域が一体となって子どもを育てようと、幅広く活動されていることが資料から伺うことができた。

・ 毎月園外保育に行かれ自然に触れ合っていることは、豊かな感性を育てる事に繋がっており、うらやましく思いました。また、祖父母交流や施設等との交流、地域の小学校、保育園との交流などをしっかり実践されており、地域に開かれた幼稚園であり、地域と連携して子どもを教育していることがわかり、とても良いことと思いました。

   先生方の幼児教育に対する熱心さが伝わってきます。特に園児各個の特質を導き出す教育の原点に触れての指導をありがたく、信頼される東みずほ幼稚園と評価したいです。

   園内からは元気な声が聞こえていますので、楽しく学習していると感じます。あいさつ、片付けなどの指導も徹底され、園児に活発性を感じます。

   教育理念に基づき教育目標を設定され、特色を生かし、目指す子ども像の追求に努力されていると感じます。

   「東みずほだより」を通じて情報発信され、学年別重点目標を設け、成長過程に応じた教育がなされていることは評価します。

   異年齢交流については、小学校でも重点を置かれています。早期に順応教育されていることを大変良いことと評価します。

   教職員の接遇は良好と思います。職員間の連携もとれ、愛情を持って教育に取り組まれていると感じます。教職員各位に明るさを感じます。

   遊具の安全管理及び野外は裸足で運動できるように配慮され整備されている。安全管理に対する取り組みと成果を評価します。

   地域との交流は積極的に行われ、地域ぐるみで園児教育、見守り活動が推進されていると感じる。地域に開かれた幼稚園と感じる。

   いつも子どもたちが元気にあいさつをしてくれるので、こちらもうれしい気持ちになります。先生方も笑顔であいさつをしてくださいます。

   園のお知らせ、「東みずほだより」や園内の掲示物から地域の方との交流の様子がわかり、とても良いと感じています。

   園児たちと接することで、生徒達は優しい気持ちになるそうです。また、今まで何かをしてもらう側に立つことが多いため、この交流で初めて教える事の難しさや伝える事の大変さもわかり、思いやりの気持ちの大切さや、親への感謝の気持ちなど沢山のことを学ぶことができたと思います。

   近年、サッカーがうまくなりたいという気持ちがすごく園児から伝わってきます。そのせいか、真面目に一生懸命取り組んでくれる園児が多く、生徒ももっと教えたいという気持ちになり、内容がレベルアップしていると思います。

 

【改善すべき点、今後の課題】

月次計画の「ノーテレビDAY」の実践内容を公表願いたく、それに続く家庭教育と園内教育の具体的試案を検討していただければ、より一層の進展があるやもしれませんね。

第1,3,5水曜日を「ノーテレビDAY」(内容はノーメディアDAY)とし、カードを作り、それぞれの家庭で話し合いをして決めた内容で実施しています。

更に良い効果が出る様、検討したいと思います。

家庭環境の違いや発達の問題など、個々に目を向けると非常に指導・支援が難しい時代です。今後一層、保護者・家庭連携、地域連携、保幼小中連携を推進していく必要性を強く感じます。また、就学前や5歳教育相談の充実を図っていくことも大切だと思います。

子どもたちの現状をとらえ、校区の保育園、幼稚園、小学校、中学校が一体となり連携をとっていく事が大切になり、実態に応じた教育環境を整えていく必要があると考えます。尚徳中学校校区は教育的連携がとりやすく、感謝しています。特に就学時の幼保小の引き継ぎや5歳教育相談を大切にしていきたいと思います。

教育現場では「協調」と「やさしさ」を重視する教育が行われていますが、「強さ」と「頑張り」も必要と思います。

挑戦する力、頑張る力にも力を入れて教育をすすめています。出来なかった事が、頑張って、出来る様になる喜びを沢山経験して欲しいと思います。

安全管理の取り組みと成果の中にAEDの設置がありましたので取扱い(救急法)訓練の徹底をお願いします。

園内研修として、2月に消防署より来ていただき実施しました。

年少(3歳児)の評価結果が2項目ともB評価となっている点については、年齢的な問題でしょうか?今後の課題では?

学年の立てた目標が個人差の出やすい内容になると、全体の達成評価も違ってきます。年少組の子どもたちも個々ではしっかりと育っています。

食育に関しては、家庭教育が大きく関係し、保護者の責任が大きいと思いますので、連携を保って頂きたい。

東みずほ幼稚園では「食育年間計画」をたて、教育を進めています。家庭との連携が大切となりますので、「食育だより」なども発行して、園での様子を伝え、家庭での教育も進めていただいています。

後片付け、ゴミ拾い等、しつけ事項の指導徹底の継続を要望します。

園舎内の片付け、掃除、園庭の草取り、石拾いなどは先生と子どもたちで楽しみながらしています。

生活指導なども継続して進めたいと思います。

「ありがとう」ではなく「ありがとうございます」、「おはよう」ではなく「おはようございます」に指導して欲しい。

大切な事ですね。ご意見をいただきましたので、正しいあいさつが出来る様に指導しています。

小学校では廊下を走ってはいけないので、年長さんは練習しておいた方が良いかもしれません。

基本的には、廊下は走らない様にしているのですが、確かに走っている子がいます。指導します。

跳び箱の老朽化が心配です。

園内外の遊具の安全点検を実施し、園内でも定期的にチェックをしていますが、年数がたっている事は確かですので検討をします。

 


 

平成28年度学校自己点検・評価     平成28年度に実施した主な改善内容

平成28年度学校自己点検・評価アンケート結果集計表     東みずほ幼稚園自己点検評価票

東みずほ幼稚園学校評価所見